Netflixトップが語る「上陸2年目の課題」

スマホでの視聴促進でユーザー層を広げる

数多くの国でアピールイベントを展開。ヘイスティングスCEOも各国を飛び回っているようだ
会員数は全世界で8100万、190以上の国でオンライン動画サービスを展開する「Netflix(ネットフリックス)」。2015年9月に日本にも上陸した、世界最大級の動画サービスだ。ネットフリックスは、お笑い芸人・又吉直樹氏の芥川賞受賞作「火花」をドラマ化し、6月3日に配信を開始している。今後、グローバルでも、オリジナル作品を大幅に増やしていく考えだ。同社CEOとしては二度目の来日となるリード・ヘイスティングス氏を直撃した。

 

――日本に上陸後は、最初の目標を「サービスが(ユーザーに)受け入れられ、好きになってもらうこと」としていたが。

成功したと思っている。「火花」など、オリジナルの新しいコンテンツを紹介しているが、大変な反響と評価をいただいている。もちろん、グローバルのコンテンツもたくさんある。「マルコ・ポーロ」(オリジナルドラマ)のシーズン2も始まる。多くのコンテンツを受け入れてもらえると思っている。

「火花」や「水曜どうでしょう」が人気

――ほかの動画サービスの関係者からは、「ネットフリックス上陸のインパクトは予想していたほどではなかった」という声も聞かれる。販促などを抑えていたのか。

実際に利用し、満足したユーザーが口コミを中心に広げる形になっているからだと思う。日本では力強い成長を遂げている(現在、日本における会員数は公開していない)。

日本でも人気オリジナル作品のキャストを呼び寄せ、イベントを実施している

――2年目からは「数字を意識したい」と言っている。どのようにユーザーを獲得していくのか。

iPhoneなど、スマートフォンで利用する場合は、アプリをインストールするだけで、簡単にネットフリックスを楽しむことができる。こうした利用の仕方を広げていきたい。

日本だけでなく、世界中でスマホによるサービスの視聴は広がっている。ポケットに入れられるテレビということだ。

日本で人気のあるコンテンツの分野は非常に多岐にわたる。世界で人気があるドラマシリーズも受け入れられているし、火花も多くの人に見られている。テレビ局からライセンスを受けて提供している、「水曜どうでしょう」(北海道テレビ放送で人気の深夜番組。大泉洋などが出演)なども、非常に人気が高い。

また、日本はアニメーションがとても発達しているので見られているし、コンテンツは幅広く世界に輸出されている。すばらしい物語というのは世界どこでも通用する。

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