初値2倍超えも 上場ブームがやってきた!?

スマホ、バイオ系企業が躍進

2013年の株式市場は、東京証券取引所グループと大阪証券取引所が合併した日本取引所グループが1月4日に東証1部に上場して幕開けした。

12年は新規株式公開(IPO)が前年比約3割増の46社(プロ向け市場を除く)に上り、08年以来の水準に回復した(図)。リーマンショック後09年に過去最低の19社に落ち込んだが、3年連続で増加。今年も数を伸ばしそうだ。

「期待に応えていけるようにしたい」。IPOラッシュとなった昨年12月。東証マザーズに上場した情報・通信系のモバイルクリエイトは初値が公開価格の2・3倍となる7000円をつけ、村井雄司社長(48)は笑顔を見せた。同社はタクシーやトラック向けに無線の車両管理システムを提供。デジタル化の波に乗り倍々ゲームで売り上げ、利益ともに伸びている。村井社長は「しばらくはこのペースでいける」と強気だ。

昨年のIPO市場を引っ張ったのが同社のような情報・通信系だ。IPO数ではサービス業が最も多いが、初値はマチマチ。一方、初値が公開価格の倍以上をつけるなどパフォーマンスが高いのがenishやモブキャスト、エイチームなどスマートフォン関連企業だ。

スマホ関連を代表するKLabやグリーを渡り歩き、位置情報ゲームのコロプラを設立した馬場功淳社長(35)は昨年12月、会社設立わずか4年でスピード上場を果たした。「人材採用では上場会社と争っても敗れることが多かった。これで同じ土俵で戦える」と意気揚々だ。また、昨年4月にマザーズに上場したエイチームは7カ月後に東証1部へ昇格し市場関係者を驚かせた。

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