軽の絶好調を喜べない、ホンダの苦戦 ドル箱「フィット」が補助金切れで一気に失速

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もっとも今年は秋にフィットのフルモデルチェンジを予定しており、これには新開発のハイブリッドエンジンを搭載し、アクア以上のカタログ燃費を目論んでいる。現状、トヨタに大きく見劣りするハイブリッドエンジンで追い上げを図る。「今年は新型フィットの投入で軽と登録車のバランスが取れてくる」と伊東孝紳社長は言う。

新型フィット登場までは苦戦続くか

ただ、逆に言えば新型フィットが登場する秋までは、登録車の販売が大きく盛り返す材料には乏しい。

日本市場では今後も軽のウエイトが高まると予想されるとはいうものの、登録車での存在感が薄れれば、クルマメーカーとしてのブランドイメージの低下にもつながりかねない。リーマンショック以降、戦線縮小中の大型車・高級車を含めて登録車の頑張りも求められるところだ。

(タイトル下の写真はホンダ鈴鹿工場のフィット生産ラインで2011年3月時点、撮影:大塚 一仁)

丸山 尚文 東洋経済 記者

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まるやま たかふみ / Takafumi Maruyama

個人向け株式投資雑誌『会社四季報プロ500』編集長。『週刊東洋経済』編集部、「東洋経済オンライン」編集長、通信、自動車業界担当などを経て現職

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