永守会長が吠えた、「電産の成長は青天井!」

売上高1000兆円も可能と自ら豪語

――今回の決議が通れば、代表権を持つのは3人(永守氏、片山氏、小部博志最高営業責任者)になる。次期CEOは片山氏が最有力と考えている。

ところが片山氏は日本電産の株式を919株しか持っていない。その他の役員も、持っていない方がいる。2473万株持つ永守さんは『(株価が下落して)一番損するのは私だ。だから信頼してくれ』と言ってきた。会社に愛着を持ってもらうためにも、もう少し多くの株を持ってほしい。

永守会長:持ち株が少ないというご指摘は、ここにいる役員がどうするか次第で、買えと強制することはできない。ただ十分に留意してストックオプションを出すなどの方法で対応したい。片山の方から言うことはないやろ?彼はまだ表に出すほどの実績を上げていませんから。

片山副会長:懸命に頑張って参りますので、よろしくお願いいたします。

永守:彼は非常に優秀ですよ。たまたま液晶で失敗したけど、そんなのたいしたことない。一度失敗したらバツをつけるのが日本社会の悪いところですわ。特にマスコミが悪い、ぐちゃぐちゃに書くわけですよ。挫折というのは極めて大事な経験。

中国景気の腰折れにどう対応するのか?

――ルネサスエレクトロニクスの買収について聞きたい。もし日本電産が独ボッシュのようなグローバル総合電機メーカーを目指すなら買収に値する案件だと思うが。

永守:こういう場ではお答えできない。勘弁してくださいよ、それは(笑)。

――昨年もIoT(モノのインターネット)について言及していた。村田製作所の藤田能孝副社長が先日、IoTの分野は業績を上げるのが難しいと言っていたが、今後どのように展開していくのか。

永守:伸ばしていけると考えているが、大きな事業になるほど広げていくには時間がかかりますね。順番にきちっとやって、一つずつ成果を上げていくのが重要。

――中国景気が大幅に減速した場合にどう対処するのか?

永守:何回も言ってきた。現在世界33カ国に事業を展開している。今後もっと分散していく。分散していく以外に逃げる方法はありません。中国も北、真ん中、南と分けている(事業を分散させている)から心配いらん。

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