米ディズニーホテル、男児死亡で「ワニ注意」標識設置へ 2歳の男児が死亡した事件を受けて
[オーランド(米フロリダ州) 16日 ロイター] - 米フロリダ州オーランドのテーマパーク「ディズニーワールド」にあるホテルの湖沼で2歳の男児がワニに引きずり込まれ、死亡した事件を受け、ディズニーワールドはワニの出没を警告する標識の設置を計画しているという。
事情に詳しい関係筋が16日、ロイターに明らかにした。
同州オレンジ郡の保安官事務所によると、ディズニーワールドにあるホテル「ディズニー・グランド・フロリディアン・リゾート&スパ」に隣接する湖沼で14日午後9時15分ごろ、レーン・グレイブスちゃんが水辺で遊んでいたところ、全長1.2─2メートルとみられるワニによって湖沼に引きずり込まれた。
捜索は夜を徹して行われたが、警察のダイバーは15日、行方不明になった場所の近くでレーンちゃんの遺体を発見。損傷はなく、溺死とみられるという。今回の事件の性質上、犯罪性はないとの見解を示している。
レーンちゃんの家族は、地元当局に感謝するとともに「息子を失ったショックと悲しみを言葉で言い表すことはできない。私たちは打ちのめされており、どうかそっとしておいてほしい」との声明を発表した。
これまで「遊泳禁止」の標識はあったが、特にワニに対して注意をするよう警告してはいなかった。事情に詳しい関係筋によると、ディズニーワールドは現在、ワニと明記した警告標識の設置を計画しているという。
ディズニーの広報担当者は16日、現在すべてのビーチを閉鎖しており、標識や警告の文言などを含む手続きの見直しを早急に行っているとの声明を発表した。
1泊税抜きで569ドル(約5万9500円)以上となる部屋を紹介する同ホテルのウェブサイトには、ゲストは「白砂ビーチで日光浴」気分を楽しめるとうたっている。
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