頼りなかった指導者たち
アメリカではオバマ大統領が再選されたが、年の瀬も間近なのに「財政の崖」問題は相変わらず。中国共産党の新しい常務委員会は保守派ぞろい。
あれではどんな改革もできそうにない。台湾の馬英九総統もロシアのプーチン大統領もまったく影が薄い。フランスの新大統領は何て名前だったっけ。え?どこにもおらんど?(沈黙)。
唯一、存在感を発揮しているのは、父の命日前に「衛星と称するミサイル」の打ち上げに成功した北朝鮮の金正恩第1書記だけじゃないの。
編集部:軍事系で「テーマ馬券」を構築するなら、前走が菊花賞3着のスカイディグニティがいます。中国軍の領空侵犯があって、文字通り「空の尊厳」!?が犯されました。さらにダイワファルコンとかもありでは。
かんべえ:まあ、やっぱり日本に話を戻すとね、日本の国民は、約3年前「私たち、財政とか安全保障とかはよく知らないんですけど、医療と年金と子育てには一家言あるんですぅ」といった人たちに政権を委ねてみたわけだ。
その結果は、経済も外交も無茶苦茶になっちゃった。それでも彼らは反省の弁もない。「自民党時代の負の遺産がどうのこうの」などと言い訳がましかった。
今にして思えば、「能力もなくてやる気もない」自民党の方が、「能力がないのにやる気がある」民主党よりもまだマシだったのかも。今回の総選挙で国民が与党・民主党に厳しい評価を与えたのは当然だね。間違っても、「日本をトリモロス!」と叫んでいる滑舌の悪い誰かさんを選んだわけではないと思うよ。
さんざん話したけど、今年の有馬記念で来るのは、ナカヤマナイト。ゴールドシップではないほうの、ステイゴールド産駒。ナカヤマナイトが中山競馬場に来られない前年度優勝場オルフェーヴルの「無念」を晴らす。
編集部:金は金でも、別のステイゴールド産駒を「選んだ」ということですか?
かんべえ:ちょっと苦しい?ナカヤマナイトから馬連で。去年も2着に来てくれて「お世話になった」エイシンフラッシュ、岩田騎手騎乗で何かが変わるローズキングダム、そして終わったと思われているトゥザグローリーの3頭へ流す。なんとハイリターンで、今年を締めくくるにふさわしいギャンブルだと思わない?
編集部:当たったら結構つきそうですね。吉崎さんががっちり世相を語ってくれたので、あとはお二人の純粋な予想を・・・。
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