週刊東洋経済 最新号を読む(5/16号)
東洋経済オンラインとは
ビジネス

じげん、「求人まとめサイト」で稼ぐ仕組み 水嶋ヒロ氏、"特命オフィサー"の役割は?

5分で読める
  • 島 大輔 『会社四季報』編集長
2/3 PAGES
社内にはビリヤード台を置く遊び心も

同社の強みは、平尾社長の出身元であるリクルートや、人材関連企業の大手であるインテリジェンスなどが運営するウェブ媒体が保有する大量のデータを、自社の集約サイトで扱うことができている点にある。さらに、自社サイト上で多くのデータを扱ってきたことから、顧客のニーズに合った情報を効率的に提供するウェブ構築のノウハウも持つ。

買収で事業拡大に成功

集約サイトの1件当たり送客手数料は、それほど高くはない。しかし、基本的にはウェブで完結するビジネスモデルであるため比較的少ない人員で、大量のデータをそろえて効率的に送客することにより、高い収益性を実現している。また、サイトの集客力が増えることで、送客手数料の値上げも徐々に進んでいる。

さらに、同社が力をいれているのが、M&Aによる成長の加速だ。2015年3月期には、美容特化型求人サイト「リジョブ」や、求人業務の業務基幹システムを提供するBtoB事業を展開するブレイン・ラボなど3社を買収した。

平尾社長は、「経営人材を送り込んで自社のウェブ構築ノウハウを展開したり、じげんの集約サイトからの送客を増やすなどして、買収した3社の営業利益はその前に比べて約3倍となった」と、成果に自信を見せる。特に自社の独自データベースによる求人サイト「リジョブ」は、人材採用企業からの報酬や広告収入が好調で、収益貢献も大きくなってきている。今後も、財務体質を悪化させないよう、買収先を厳選したうえでM&Aを続けていく意向だ。

中期経営計画では、営業利益率25%以上、営業増益率25%以上、ROE25%以上の「トリプル25」を継続していくという目標を掲げており、2021年3月期には売上150億円、営業利益50億円の達成を目指している。

次ページが続きます:
【水嶋ヒロ氏の役割とは?】

3/3 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象