失明防ぐ、加齢黄斑変性薬を参天製薬が発売 日本では中途失明原因4位

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「アイリーア」は、バイエル薬品が承認申請を行っていたもので、9月28日に製造販売承認を得たと発表していた。バイエル薬品と参天製薬がこの5月に締結した販売提携契約に基づき、参天製薬が販売を行い、医薬品情報提供活動はバイエル薬品と参天製薬が共同で行う。

参天の来期業績に通期寄与

参天製薬は、前眼部領域疾患でフルラインナップの医療用眼科薬を提供しているが、今回の「アイリーア」の発売開始により、網膜を中心とする後眼部領域に参入することになる。現在、眼科薬では、後眼部領域の市場が急速に立ち上がっており、今後も成長が期待できるという。

東洋経済では、参天製薬の今2013年3月期は、国内薬価引き下げで原価率が上昇したこと、また米国の導出一時金の剥落などで、利益は反落するとみている。

ただ、来期2014年3月期については、薬価改定がなく、主力の緑内障薬タプロスやドライアイ治療薬の成長持続が見込まれること、また今回の加齢黄斑変性治療薬の通期寄与も織り込んで、売り上げが拡大し、利益も反転増加に向かうと考えている。

水落 隆博 東洋経済 記者

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みずおち たかひろ / Takahiro Mizuochi

地銀、ノンバンク、リース業界などを担当

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