一方それで日本経済そのものはどうなのかというと、こちらは、一進一退だろう。長年言われ続けている構造改革を手段とする成長戦略は十分機能していない。東京五輪を前に拡大が期待される「民泊」についても、与党は、営業日数の上限を180日とするというようなケチなことを言っている(これでは採算が取りにくいではないか)。
もともと、成長戦略を政府・政策に期待すること自体が現実的ではない。民間の自発的な工夫(大袈裟に言うと「イノベーション」)によって新しい商品やビジネスモデルが誕生することこそが現実的でもあり、好ましいことでもある。イノベーションは、意図的に時間通りに生むことが出来る性質のものでは無い。国民レベルでは気長に待つしかないが、場合によっては、将来大きく育つイノベーションの卵は、すでに生まれているのかも知れない。
豪華メンバーがそろった日本ダービー
さて、今週末は競馬の祭典・日本ダービーだ。今年は前々から世代のレベルが高いと言われており、また有力馬の多くが順調に出走に漕ぎ着けており、豪華なメンバーだ。良馬場なら、2分23秒台前半が期待できる高速決着になるのではないか。青葉賞(2分24秒2)の先頭(ヴァンキッシュラン)の4、5馬身位前にダービー馬がいるイメージだ。
連軸という意味では、サトノダイヤモンドだ。明らかにダービー狙いのローテーションで、不利のあった皐月賞でも大崩れしていない。きさらぎ賞を楽に勝ちすぎたが、皐月賞で速い流れを経験したのもいい。騎手C・ルメールも魅力的だし、脚質的にも安定している。
ただし、高速決着を意識した場合に、単勝も買って頭から狙ってみたいのは、リオンディーズだ。皐月賞では、1200mが1分9秒9の速い流れを早めに先頭に立って、さすがに苦しくなったか直線でヨレたが、大負けしなかった。最も強いレースをしたのは、この馬だったと思う。抑えが効けば、折り合えたら、という条件付きになるが、鞍上はM・デムーロなので期待したい。今回はオッズ的な妙味もありそうだ(単勝は4番人気くらいだろうか)。
今回、筆者は、リオンディーズの単勝に加えて、同馬とサトノダイヤモンドとの組み合わせの馬単往復が勝負馬券で、ヘッジには、主力二頭にマカヒキ、アジュールローズ、ディーマジェスティ、エアスピネルを絡めた三連複ないし馬連を買って観戦する予定だ。
レースが待ち遠しい!
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