「土日は奥さんとほとんど一緒に過ごしています。飲み仲間以外の友だちはほぼ全員を紹介していますよ。僕は友だちが多いほうですけど、奥さんは何でも一番先に誘いたい親友でもあると思っています。
でも、彼女は僕がいつか他の女のところに行っちゃうんじゃないかと不安に思い続けているようです。遅くに帰って来ると、部屋の隅で体育座りをしていじけていたりします。落ち込み方が暗い!ベストセラー本の『幸せになる勇気』を買って渡したりしています。
今さら不倫なんかするわけがない
智弘さんは女性の仕事仲間や友だちと仲良く飲み交わすことはある。しかし、また不倫して離婚したりは絶対にしないと断言する。なぜなら、前妻との離婚でエネルギーも貯金も「空っぽ」になったと感じているからだ。
「30代は人として成長するために重要な時期ですよね。こつこつ勉強して成長している人もいます。でも、僕は不毛な結婚生活をずっと解消できずに7年間も無駄にしてしまいました。いま、ようやく落ち着いて、仕事にも勉強にも集中できる状況です。いまさら不倫なんてするわけない。やきもちレベルのことは卒業してくれ、と奥さんに言いたいですね」
男女関係に正解はなく、結婚生活にゴールはない。だからこそ、結婚相手との関係から学ぶことも多いと筆者は思う。失われた7年間を取り戻すぐらい成長したいのであれば、飲み歩きは控えめにして裕子さんを安心させることを最優先するべきなのかもしれない。
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