ダブル不倫6年で再婚!ある男女の「選択」 社会的に許されない、それでも突き進んだ

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「土日は奥さんとほとんど一緒に過ごしています。飲み仲間以外の友だちはほぼ全員を紹介していますよ。僕は友だちが多いほうですけど、奥さんは何でも一番先に誘いたい親友でもあると思っています。

でも、彼女は僕がいつか他の女のところに行っちゃうんじゃないかと不安に思い続けているようです。遅くに帰って来ると、部屋の隅で体育座りをしていじけていたりします。落ち込み方が暗い!ベストセラー本の『幸せになる勇気』を買って渡したりしています。

今さら不倫なんかするわけがない

智弘さんは女性の仕事仲間や友だちと仲良く飲み交わすことはある。しかし、また不倫して離婚したりは絶対にしないと断言する。なぜなら、前妻との離婚でエネルギーも貯金も「空っぽ」になったと感じているからだ。

「30代は人として成長するために重要な時期ですよね。こつこつ勉強して成長している人もいます。でも、僕は不毛な結婚生活をずっと解消できずに7年間も無駄にしてしまいました。いま、ようやく落ち着いて、仕事にも勉強にも集中できる状況です。いまさら不倫なんてするわけない。やきもちレベルのことは卒業してくれ、と奥さんに言いたいですね」

男女関係に正解はなく、結婚生活にゴールはない。だからこそ、結婚相手との関係から学ぶことも多いと筆者は思う。失われた7年間を取り戻すぐらい成長したいのであれば、飲み歩きは控えめにして裕子さんを安心させることを最優先するべきなのかもしれない。
 

大宮 冬洋 ライター

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おおみや とうよう / Toyo Omiya

1976年埼玉県生まれ。一橋大学法学部卒業後、ファーストリテイリングに入社するがわずか1年で退社。編集プロダクション勤務を経て、2002年よりフリーライター。著書に『30代未婚男』(共著、NHK出版)、『バブルの遺言』(廣済堂出版)、『あした会社がなくなっても生きていく12の知恵』『私たち「ユニクロ154番店」で働いていました。』(ともに、ぱる出版)、『人は死ぬまで結婚できる 晩婚時代の幸せのつかみ方』 (講談社+α新書)など。

読者の方々との交流イベント「スナック大宮」を東京や愛知で毎月開催。http://omiyatoyo.com/

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