「結婚前からセックスレス」夫婦の"幸福度" 夫婦間における「礼儀」と「笑い」のバランス

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夫の前でおならをするのが楽しいという妻に話を聞きました(イラスト:堀江篤史)

外国人観光客でにぎわう新宿・京王プラザホテルのロビーで、デザイナーの堀川由紀子さん(仮名、38歳)を待っている。筆者とは旧知の間柄である由紀子さん。4年ほど前に会ったときは「9歳年上のオタクな彼氏」と半同棲していると言っていた。そろそろ結婚しているかなと思って電話したところ、昨年末にその彼と入籍したという。インタビューを快諾してくれた。

20代のときの恋愛とは大違い

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由紀子さんはほぼ時間通りにやって来た。夫の哲也さん(仮名、47歳)と付き合い始めてから7キロ太ったらしい。以前からよく笑う人だったが、さらに笑顔が増えている気がする。結婚生活がよほど楽しいのだろうか。

「付き合ってからすぐに『私はこの人と結婚する!』と感じました。こんなにケンカをしない人は初めてだからです。年に一度ぐらいしかケンカしません。めちゃくちゃ優しい人なので、私が怒ったりしても言い返さずに謝ってくれます。私がどんなことで恋人に怒るのか? 彼が私に気をつかってくれないときなどですね。温厚な彼が言い返すときはよっぽど私が悪いんだなと反省できます」

20代の頃は地元で出会った男性と8年間も同棲していた由紀子さん。その彼は外見がすごく好みのタイプだった。しかし、優しさや気遣いをほとんど感じられなかったと由紀子さんは振り返る。例えば、由紀子さんの友だちと会ったときにふて腐れたような態度を取るのだ。

「親友の展示会に行ったときもそんな態度でした。後から友だちに『感じ悪い人だね』とはっきり言われて悲しかったです。今の彼は違いますよ。誰に会わせても機嫌よく振る舞ってくれます。自分のパートナーに恥をかかせないって大事ですよね」

これはわれわれ晩婚さんにとって大きなポイントである。30代半ばにもなると人間関係はほぼ固まっており、長年支え合ってきた仕事仲間や友だちもいる。「恋人や結婚相手さえいれば他は何もいらない」という心理にはなりにくいのだ。

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