安全か達成感か、「組み体操」巡る現場の苦悩 「危険だからやめる」以外の判断下す学校も

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集団教育の成果を発表する目的で行われる組み体操。歴史は長く、日本にも明治初期に導入されたそう(写真:のびー / PIXTA)

1学期の運動会シーズンを前に、昨年相次いでけがが表面化した組み体操の立体ピラミッドやタワーを実施するのかどうか、各学校で対応が分かれている。佐賀県内でもけが人が出ているが、組み方や練習法を工夫して実施する学校もある。

安全性を最優先しながらも子どもたちに達成感を味わってほしいという思いもあり、学校現場の苦悩や保護者の戸惑いが浮かび上がる。

「安全性を完全には保てない」校長判断で断念

当記事は佐賀新聞LIVEの提供記事です

「表だって中止を求める声はないが、保護者も賛否両論あるようだ。感動を与える“運動会の華”だが、事故が起きたら取り返しがつかない」。

県西部の小学校は比較的危険が少ない平面ピラミッドを行うが、それでも安全性をめぐる悩ましい胸の内を打ち明けた。

県中部の小学校は、前年度まで実施していたタワーと立体ピラミッドの見送りを決めた。職員間でもやろうという意見はあったが、「安全性を完全に保てない」と校長が判断したという。最近は外遊びをする子どもも少なく、体力が十分ではないと感じており、「たくましさは別の領域でカバーする」と強調した。

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