認知症を患う人は、まもなく300万人を超えると予想されている。それだけ自分が認知症になる確率が高まってきているともいえよう。
認知症は、記憶力の低下や徘徊、さらには人格を疑いたくなるような多くの問題行動にかかわることから、第三者に不信感や恐怖感を抱かせることがままある。認知症サポート医である著者は、認知症を診断や治療の対象となる「脳の病気」としてとらえることによって、こうした誤解を少しでも緩和する目的で本書を著したという。
認知症はどうして起こるのかなどの医学的見地からの考察と、認知症患者とどう付き合えばいいのかなどの社会的見地からの考察を併せて盛り込んでいる。
講談社ブルーバックス 945円
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