日本のいい街2012 街の価値は何で決まるのか?

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ニッポンの「住みやすい街」はここだ!

東洋経済「住みよさランキング(2012年)」総合評価(上位40位)

小社刊『都市データパック』では1993年から定期的に「住みよさランキング」をまとめ、発表している。19回目となる2012年版での総合評価1位は印西市(千葉県)となった。印西市は96年3月に誕生、人口の半数以上が千葉ニュータウン区域に在住する典型的なベッドタウンだ。10年3月に印旛村、本埜村と合併し現在の市域となった。北総線の延伸とともにニュータウン区域が拡大し、大型商業施設も相次いで開業。「利便度」3位、「快適度」9位と高い。

2位の野々市(ののいち)市(石川県)は、昨年11月11日に旧野々市町から単独で市制施行して誕生した。金沢市のベッドタウンとして都市化が進み、大型商業施設も林立することから、「利便度」で1位となった。人口が引き続き増加傾向にあり、人口構成が若いこともあり「安心度」が5位、「快適度」も13位とトップクラスの評価となった。一方、10年に1位だったみよし市(愛知県)は8位へ、2位の日進市(愛知県)は9位へ、3位の成田市(千葉県)は10位へ、それぞれ順位を下げた。主な理由として、みよし市と成田市は「安心度」「快適度」で順位を下げたこと、日進市も「安心度」で大きく順位が後退したことが考えられる。


(本誌:猪澤顕明、中原美絵子、並木厚憲、又吉龍吾、島 大輔、大坂直樹、水落隆博、松浦 大、山川清弘/藤尾明彦、高橋由里 =週刊東洋経済2012年10月13日号)

※記事は週刊東洋経済執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。

 

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