フェイスブック使って幹事の手間減らす、GDOがゴルフ場予約サイトに誘導する新アプリ

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そこで、ゴルカンでは、幹事がラウンドへの参加を誘う際、まずフェイスブックのアカウントを持つ相手については、ソーシャルグラフ(ソーシャルネットワーク上の人間関係)として示された友人一覧から参加者候補を選択。その人のウォールにお誘いが来た旨を表示して、リンク先をクリックするとフェースブック上にあるゴルカンの参加者画面に飛んで、出欠の意思表示や、日程、ゴルフ場の希望を投票できるようにした。

一方で、フェイスブックのアカウントを持たない相手に対しては、幹事用画面でメールアドレスを登録することで、ゴルカンからその人にお誘いのメールが送られ、メール内に張り付けられたリンク先をクリックするとウェブ上で動く参加者画面に飛ぶ形になっている。つまり、フェイスブックを使わない人であっても、メールアドレスさえ持っていれば、ゴルカンの参加者画面にはアクセスできる。

ゴルカンはフェイスブック向けアプリとして作られながら、実はウェブ向けアプリとしても動くよう作られている点が、ポイントの1つといえる(ただし、幹事用画面は今のところ、フェイスブック上でしか動かない)。

GDOがゴルカンを作った最大の狙いは、GDOが運営するゴルフ場予約サイトへの“動線”を広げること。GDOはこれまで、ゴルフ関連ニュースを配信する記事サイトで読者を集め、そこからゴルフ場予約サイトとゴルフ用品販売サイトに送客するというビジネスモデルにより、直近の累計では200万人を突破するところまで会員数を伸ばしてきた。

ただ、「日本のゴルフ人口900万人弱に比べれば、200万人はまだ限定的」とGDOのマーケティング部門の責任者を務める中澤伸也・マーケティング部部長は言う。まだ会員になっていない残りの700万人にいかに、GDOのサイトに来てもらうか。そこで、記事サイトとは違うもう1つの動線としてGDOが開発したのが、今回のゴルカンだ。


■中澤伸也・マーケティング部部長

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