派遣女子は非正規男子を結婚相手と認めない

<調査>増える生涯未婚、その現実を知りたい!

「ねえ、転職しないの?正社員になりたくないの?」(写真:ABC/PIXTA)

「何としても、正社員にならないといけない。最近焦りを感じる」。25歳の木下徹さん(仮名)はそう言う。木下さんは東京都内の私立大学を卒業し、現在は建設現場の派遣作業員だ。

建設作業員の仕事は、学費を捻出するために学生時代に始めた。大学院進学を断念し、就活にも失敗した後、なし崩し的に本職になった。手取り月収は16万円前後。「正社員になった同級生も、手取りでは大差ない。現場には人間関係のストレスもないから、決して悪い仕事ではない。不満は意外とない」。それでも木下さんが正社員になりたい理由のひとつは、2年前から交際している同年代の彼女の存在だ。

「正社員になりたくないの?」

「ねえ、転職しないの?正社員になりたくないの?」

彼女は最近、そう木下さんに聞くようになったという。収入は変わらない、自分は今の仕事が好きだ、などと答えると、「たとえ収入が低くても正社員のほうが真面目に働いているようにみえる。うちの親も、木下君は大丈夫かって心配しているし……」と言うのだ。

「彼女も派遣、彼女の親も不安定な自営業。それでも彼氏は正社員のほうがいいってこと」。年齢的にまだ彼女と結婚したいわけではないが、まずは正社員にならなければ“いろいろとヤバイ”ような気がしている。

次ページ高まる生涯未婚率
ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • ミセス・パンプキンの人生相談室
  • 「非会社員」の知られざる稼ぎ方
  • カラダとおカネのよもやま話
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
大手から専業まで大混戦<br>中古マンション販売の隘路

新築価格が高止まりし、参入業者が急増する中古マンションの「買い取り再販」。デベロッパー自ら物件を取得し、リノベーションを施して販売する手法だ。価格上昇や売れ残り増加など懸念材料も出現、手放しでは喜べない活況の裏側を描く。