アジアと南米で大ウケする「着物ドレス」の正体 海外展開で始めてわかった着物の価値

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――ビジネスとして成功させるための、次なるアクションは?

山中:日本の伝統文化にもっと興味を持ってもらえるようなショーを企画して、国内外にネットで動画配信をしたいです。パフォーマンス、ファッション、映像、音のコラボレーションで、日本人の伝統的な美学をまったく新しい感覚でよみがえらせたくて、仲間とともに準備中です。
また、国内、海外ともにオンラインショップで販売できるよう準備を進めています。そして、「MANAKA」の商品を実際に手にとって触れてみてもらうために、国内でも店舗販売していただける先を探していきたいです。

日本の伝統文化・技術を尊重しながら後世に

――最後に、読者へのメッセージを。

「伝統は革新の連続であって、時代の変化を恐れてはいけない。今、作り出すものが新たな伝統になるかもしれないのだから」。そう話してくれた職人さんの言葉を、とても大切にしています。

日本の伝統文化・技術を尊重しながら後世に伝えるために、時代の変化に合わせ、新たな現代の美意識や要素を加えたものを制作し続けていきたいと思います。そして、「MANAKA」の商品を手にとってくださった方が、楽しんでもらえるように、幸せな気持ちになってもらうために、さまざまな分野でチャレンジをしていきたいです。

取材後記
私が「MANAKA」の商品をはじめて見たのは、TOKYO DESIGN WEEK 2015の会場でした。個性的な演出のブースが並ぶ会場で、「MANAKA」のブースにはひときわ多くの外国人が足を止めていました。ドレスや手ぬぐいなど個別の商品を手にとって見るだけでなく、「MANAKA」のブース全体の世界観に見とれている、そんなお客さまが多かったように思います。海外のみなさまに「和」の文化をもっと楽しんでもらいたい、でも、その「和」の表現は、従来の型にはめずにあえて解放する。山中さんのしなやかで自由な発想が、これからも「MANAKA」をさらに大きく世界中に羽ばたかせていくと思います。

(執筆:鶴岡優子)

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鶴岡 優子 地方創生ライター

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Yuko Tsuruoka

日本各地の魅力を発掘し、そこで奮闘するリーダーを取材。世界150カ国以上に日本の魅力を発信する訪日インバウンドメディア「DiGJAPAN!」元プロデューサー。自治体や企業に対し「地域の魅力発信」のコンサルティングを経験。現在はIT企業でPRとメディア開発に従事。グロービス経営大学院経営学修士(MBA)修了。

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