下品な親族とは、絶対に同居してはいけない 揉め事が大きくなると収められなくなる

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それでも親子であれば、その努力も忍耐も妥協も、別の形で報われることがあり、意味を成す場合も多いものです。しかし、義妹家族と、そこまでする意味はありません。

そもそもその同居は、あなたに何の相談もなく決まりました。どのような経済的力関係か事情があったにせよ、これも相当あなた以外の大人たちは非常識です。一筋縄で話はまとまりそうにありませんが、あなたがこの3世帯同居を望まないと意思表示することは、世間から薄情だと非難される問題では全くありません。

話合いで義妹家族の方が出て行くのが、最初の話の成り行きからは自然だと思いますが、堂々と意思表示はしましょう。そしてどちらかの別居が実現するまでの同居期間中は、あなたが犠牲だと感ずることは、好意でもしないことです。最初の割り切りと毅然とした態度が肝心です。

同居の基本「理不尽なことは頼まれても断る」

下品な親族と同居すると、間違いなく不幸になります(イラスト:poosan/PIXTA)

大家族のお嫁さんの中には仕事もストレスも多く、その分、唯一家庭内では自分より弱い存在の我が子に八つ当たりしたり、夫にいつもふくれっ面しか見せられない人をよく見かけます。その時点でその主婦は周囲に振り回されていることになり、その周囲に負けていることになります。

そのような環境だからこそ、自分の家庭をしっかり築き、我が子を立派に育てないと、自分の人生は何も残らないと発想を転換し、夫や子どもさんが身も心も健やかに生活できるよう、あなたの情熱を注ぐべきです。

何も義理関係の家族に優しくするな、無視せよと言っているのではありません。理不尽なことは頼まれてもしないという割り切りで、我慢してまで良い嫁、良い義姉になろうとしないことです。

嫌なことは常識にかなっていれば、どんどん主張しましょう。あなたが多くの犠牲を払ったり不満をため、自信を失くしたり不幸だと、あなたの家族も幸福になれないのですから。


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ミセス・パンプキン 『最強の人生相談』『一流の育て方』著者

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立命館大学卒業。ビジネスパーソン向けの家庭問題・人間関係・人生相談の専門家として、東洋経済オンラインで2012年より執筆。最新刊は『最強の人生相談』(東洋経済新報社)。息子であり、『最強の働き方』(東洋経済新報社)の著者であるムーギー・キム氏との共著に、『一流の育て方 ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる』(ダイヤモンド社)がある。ミセス・パンプキンへの相談は、こちらのメール、あるいは相談受付サイトで受け付けています。なお相談件数多数につき、過去に類似する相談があった場合には取り扱いません。ぜひ、これまでの連載をご参照ください。男性からのご相談も歓迎しております!

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