メジャースタジオ勤務で感じた“純ドメ”日本人の強みと弱み《ハリウッド・フィルムスクール研修記4》


 8月中旬、2カ月間にわたる大手スタジオの国際製作部門でのインターンシップが終了しました。

週2回程度勤務の学生が多いなか、私は週4日をオフィスで過ごし、残りの平日も自宅で仕事のための調べものなどに費やしていましたので、この夏はインターン一色だったといっても過言ではありません。

私が通うのは2年制の大学院ですから、これが最初で最後の夏休み。ロサンゼルスの海や青空を楽しむ余裕もなくパソコンの前で過ごした日々でした。しかし、夏休みを楽しむ以上に、日本にいた時にははるか遠くに感じていたハリウッドの権力の一端に触れられたことは大きな収穫でした。

ハリウッド業界人たちのワークスタイル

スタジオの職場環境は、ほぼ私たち日本人が考える“外資系企業”のイメージです。朝9時に出社して、夕方6時の定時少し過ぎにはほとんどの人がいなくなります。ただ、勤務時間内は目いっぱい働いている印象で、ランチはほぼビジネス・ミーティングに充てるか、そうでなければ仕事をしながらデスクでサラダや冷凍食品をとるような感じです。

私の広告会社勤務時代と比較すると、想像していたよりミーティングが少ない印象があります。一方で、コールセンターのオペレーターのようなヘッドセットをつけて、つねに電話で話をしていますし、テレビ電話が会議室には完備されているため出張も最少化できるのでしょう。

日本では「会って話す」ということが重要視されていますが、こちらでは本当に必要があるとき以外は会うことはせず、極力、時間的にも費用的も、効率的な方法をとる傾向があるようです。

ただ、6時過ぎにオフィスを出ても仕事が終わるわけではありません。自宅でメールをやり取りし、週末には5~10本の脚本を読み、仕事で関係するクリエーターの作品などをチェック。仕事の後に「一杯行く」ような雰囲気はみじんもありません。

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