中国でSNSの人気が急上昇! 日系企業も続々参入だが中国当局のカベ?!
ところが今年7月、飯否網や海内網など人気のSNSにアクセスできなくなった。さかのぼること6月には、本家サイト「Twitter」にも中国からアクセスできなくなったのだ。
一部のパワーユーザーは、特別なソフトやサイトを介してtwitterにアクセスし続けているが、普通の中国人はそれでtwitterの利用をあきらめた。6月から7月ころといえば、中国政府がフィルタリングソフト「グリーンダム」を全パソコンに強制インストールする/しないでもめ、国際問題にもなった時期である。
グリーンダムは、ポルノ画像(肌色系が多くを占める画像)や政治的に問題のある単語を含むページを発見すると警告画面を表示し、ブラウザを閉じるという仕組み。政治的によろしくない単語をコントロールするのが目的であれば、Twitterやその模倣サイト、SNS系サイトにアクセスできないのも同様の理由である可能性が高い。
10月1日に中国は建国60周年の国家イベントを迎える。政府担当者は、そのためにインターネットの管理規制を強化していることを公にコメントしている。
SNSなど知り合い同士が情報交換する場を提供するサービスは、中国においてもまだまだ人気上昇が続くだろう。ただ、最終的に成長し続けるのは、国情も配慮するようなサイトではないだろうか。
やまや・たけし
中国内陸部在住のIT専門ライター、中国のIT事情を中心に取材・執筆。著書に「新しい中国人 ネットで団結する若者たち(ソフトバンク新書)」。
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