ハンス・ヴェストベリ エリクソン次期CEO--ソニーと合弁する携帯電話は厳しいが、利益を出せるようにしたい

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--事業ではプロフェッショナルサービスが好調だが、その背景は。

プロフェッショナルサービスとは、ネットワークを展開するために必要なことを、すべてサポートするサービスだ。単にネットワークを規格設計するだけでなく、そのネットワークをどのように販売・展開するかなど、コンサルティングなども提供している。すなわち、オペレーターがサービスをすぐにでも始められるようなソリューションを提供している。

--注力しているマルチメディア事業は、既存事業と違って新規参入組で、利益率もまだ低い。勝算はあるか。

(マルチメディアは)非常に大きな市場だ。マルチメディアを利用すれば、ボイスだけでなく、多様なことが可能になる。われわれはプラットフォームだけではなく、最近では検索(searching)もしくはサーフィン(surfing)アプリケーションを開発している。またオペレーター向けに、既存のボイス用のサービスの上で、マルチメディアなど多様なサービスを展開できるようなリッチコミュニケーション向けツールも提供している。

--スヴァンベリ氏というカリスマ経営者の後を引き継ぐが、CEOとしての意気込みを。

エリクソンが企業としての自信を持ち続けることが最も大切。エリクソンはすばらしい人材、経営陣を擁している。僕の仕事はこうした人材の自信を引き出して、CEOとして正しい決断をしていくことだ。一方でマーケットともきちんと対話していかなければならない。僕の仕事は、まさに人とのコミュニケーションということになる。

Hans Vestberg
1965年スウェーデン生まれ、44歳。91年ウプサラ大学卒業後、エリクソン入社。中国、スウェーデン、チリ、ブラジル、米国などで管理職を歴任。特技はハンドボール。

(週刊東洋経済)

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