シャラポワ、スポンサー企業が次々と離脱 4年の出場停止処分を科される可能性も

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 3月8日、薬物検査で陽性反応を示した女子テニスの元世界ランク1位、マリア・シャラポワに対し、スポンサーが相次いで距離を取る姿勢を見せている。7日撮影(2016年 ロイター/Jayne Kamin-Oncea-USA TODAY Sports)

[ベルリン/デトロイト 8日 ロイター] - 薬物検査で陽性反応を示した女子テニスの元世界ランク1位、マリア・シャラポワ(ロシア)に対し、スポンサーが相次いで距離を置く姿勢を見せている。

スイスの高級時計メーカー、タグ・ホイヤーは8日、シャラポワの会見を受けて契約を更新しないと発表。スポーツウェア大手のナイキ、ドイツ高級車のポルシェはスポンサー契約を一時停止するとともに、今後の動向を見守る姿勢を示している。

飲料水「エビアン」のメーカー、ダノンは経過を見守るとしている。化粧品のエイボンはコメントを拒否した。

シャラポワは1月の全豪オープンで、今年から世界反ドーピング機関(WADA)により禁止薬物に指定されたメルドニウムという薬物に陽性反応を示したことが判明。過失が認められない場合や故意でないと見なされれば軽減されるものの、4年の出場停止処分を科される可能性がある。

シャラポワは米経済誌フォーブスの試算では、昨年2970万ドル(約33億4000万円)、生涯通算では2億ドル以上の広告収入があり、女性アスリートの長者番付では11年連続トップに立っている。

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