繋ぐことで生まれる「APIエコノミー」の衝撃 Uber、FinTechを支える新・経済圏とは?
他社に利用される「Uber」の配車サービス
タクシーの配車ビジネスで、Uber(ウーバー)が世界を席巻している。シリコンバレー生まれのこの「破壊的」な新サービスは、東京を含めて世界382の都市で利用可能で(2016年2月)、登録ドライバーに仕事を、利用者に利便性を提供している。
このUberは、企業と企業、ビジネスとビジネスをつなぐAPIエコノミーと呼ばれる新たな潮流の代表的な事例のひとつといえる。企業同士がお互いの強みを利用し合い、“自前“だけでは不可能だった価値を創出する。そんな新たな経済圏が台頭しているのである。
APIとは、アプリケーション・プログラミング・インターフェースの略で、あるソフトウェアから別のソフトウェアの機能を呼び出して利用するための形式であり、一般的に、「戻り値=関数名(引数)」で表現される。たとえば、郵便番号を入力すると、住所が出力されるようなAPIの場合、「住所=住所照会(郵便番号)」のような記述となる。



















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