新生TOEICを制すための「最強の勉強法」 絶対に知っておくべき傾向と対策

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

私は、TOEICへの取り組みを、「苦」ではなく、「楽しいことの延長」にできればいいなといつも思っています。だって、実際に英語を使って世界の人とコミュニケーションが取れたときというのは楽しいですよ!

最新の傾向にあったTOEICストーリーを使う

ここまで、TOEIC ストーリーで学ぶことをオススメしてきましたが、この『TOEICストーリー』は、最新のTOEIC形式を考慮しているものを使いましょう。

たとえば、前回の記事で、新・TOEICでは、間投詞を入れ込んだ文章、「チャット形式」の読解問題、複数ある単語のニュアンスを読み取る問題など、出題傾向が変わると説明しました。

また、新・TOEICでは、いわゆる「トリプルパッセージ」という長文読解問題が出されます。

パッセージ1
パッセージ2

 これまでは、2つのパッセージ(長文)を両方参照して、その上で設問に答えるというリーディング問題が出題されていました。2つパッセージがあるので「ダブルパッセージ」と呼ばれています。

パッセージ1
パッセージ2
パッセージ3

 

『Storyで覚える! TOEICテスト エッセンシャル英単語』(山内勇樹著、かんき出版)。上の画像をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

新・TOEICにおいては、さらにパッセージがもうひとつ増えて、3つのパッセージの問題が出ます。3つパッセージがあるので「トリプルパッセージ」と呼ばれています。

こういった新しい問題が新・TOEICで出題されるのであれば、その傾向を盛り込んだ最新のTOEICストーリーがやはり最適なわけです。TOEICの書籍・教材を選ぶときには、この「最新のTOEICテストの傾向や構造」をきちんと反映した書籍・教材であるかを確認しましょう。

ちなみに毎年「“新”TOEIC対応」と書かれた書籍が発売されますので、紛らわしいのですが、発売年月日を確認して最新のものを買い求められますようご注意ください。

それでは、皆さんの健闘をお祈りしています。

(構成:山岸美夕紀)

山内 勇樹 Sapiens Sapiens代表取締役・最高責任講師

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

やまうち ゆうき

1980年、長崎県生まれ広島育ち。UCLA(カルフォルニア大学ロサンゼルス校)卒。
高校時代はバスケットボール部に所属し、全国大会出場経験を持つ。卒業後はバスケットボールを続けるために単身渡米。帰国後、英語を独学で身に着けた経験を活かし、語学教育・留学サポートを行う株式会社Sapiens Sapiensを設立する。
設立後は、人材教育・育成のための英語学習Eラーニングシステム「Buffet」などを開発。10年で1万人の受講生を指導してきた。また、MBA/EMBA派遣留学サポートも行い、グローバルリーダーの育成も手掛けている。独自のTOEIC指導法には定評があり、多くの受講生のスコアを3か月の指導で大幅にアップさせている。
TOEICテスト 990点満点。TOEICテスト SW(Speaking & Writing) 400点満点(日本で1位 (タイ))。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事