地方そして首都圏でも--「反自民」旋風の持続力は…

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「これはうれしい」。12日夜、永田町の民主党本部では候補者名を記したボードに次々とバラが張られ、蓮舫参院議員が興奮ぎみに声を上げていた。東京都議会選挙で民主党候補は58人中54人が当選。民主党は現有から20議席も積み増し、都議会の第一党に。対する自民党は44年ぶりにその座を失った。

ここへ至るまでに、さいたま市、千葉市の市長選、静岡県知事選と民主党は連勝。都議選と同日に行われた奈良市長選でも、民主党推薦の新人候補(33)が自民・公明推薦の有力候補を打ち破った。

国政の不満が追い風

地方と東京で吹き荒れる反自民の風。麻生太郎首相は繰り返し「都政と国政とは別」と訴えていた。だが、国政への不満が都議選含め地方選での民主党の追い風となっているとの見方は強い。

自民党都連会長を務めた石原伸晃氏が、都議選の最終結果を受けて「慚愧(ざんき)の念に堪えない」と挙げたのが1人区での惨敗だった。その象徴ともいえるのが千代田区。当選6回で都連幹事長を務めた内田茂氏(70)の議席を奪ったのは、民主党新人候補・栗下善行氏(26)。同氏が立候補を表明したのは告示のわずか9日前だ。

自民党の大ベテランを退けたことについて、「都民の国政への不満が選挙結果につながった」(栗下氏)と率直に話す。

実際、内田氏の獲得票数は前回より上回っており、単純に自民党支持層が離れたとはいえない。投票率が前回に比べ10%超上昇したこともあり、東京大学社会科学研究所の前田幸男准教授(政治学・世論研究)は「従来は投票に行かなかった層が民主党に動いた」と見る。

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