地方そして首都圏でも--「反自民」旋風の持続力は…

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 一方で、奈良市長に当選した民主党推薦の仲川元庸候補は選挙戦を振り返り、地方と国政の“接近”を指摘する。

「今や地方でも東京発の情報が中心。そのため、テレビに映る自民党政治への不満がそのまま足元の暮らしの不安とリンクし、(地元の)新しい政治への期待感につながっている」。

都議選で相次ぐ当選報告に顔をほころばせていた岡田克也幹事長も「4年前のようなこともある。勝って兜の緒を締める」と表情を引き締めていた。

岡田氏が言及した「4年前」とは、当時の都議選でも議席を伸ばしたが、直後の衆議院選挙で小泉チルドレン旋風が吹き荒れ、自民党に大敗を喫した苦い経験のことだ。

衆院選の民主党公認予定候補は、「参院選と違って衆院選は個人対個人の戦い。党の看板だけで勝てるほど甘くない」と指摘する。民主党に吹く追い風がそのまま衆院選の結果につながるのか。審判の日が近づいている。

(許斐健太 =週刊東洋経済)

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