転勤族妻の悩み「どうキャリアを築くべきか」

「キャリアの一貫性」を保つことは可能だ

つまり、転勤族のご主人についていくことを前提として考えるのであれば、勤務地や会社という意味での一貫性ではなく、ご自身のやる業務としての一貫性を担保することを心掛けましょう。

前述のような制度を持つ会社に出合える可能性もありますが、最初からすべてを求めても仕方がありません。採用するか否かという相手の事情もあるので、ここはまず自分でできることから開始するべきです。

みずたさんのケースでできることとは、すなわち、ご自身で突き詰めたい分野の仕事で、なおかつ全国どこにでも働き口がありそうな職種を探し、そのうえで一貫したキャリアを築くということです。

転職回数の多さを負い目に感じる必要はない

そもそも私自身も最初の会社は1年未満で転職するなど、転籍を含めるとすでに4社での勤務経験があり、決して転職回数が少ないほうではありません。しかしやっている内容や分野には一貫性があるので、転職回数の多さがネガティブにとらえられたことは一度もありません。

それぞれの場所で実績を出していることもそうですが、やはりキャリアに一貫性があれば、その限られた分野において複数の会社のやり方を知っている側面が、強みにもなるわけです。

これもひとつのキャリアの考え方でしょう。何も派手な業種や会社で活躍することだけが能ではありません。仕事内容に一貫性があり、それなりの実績を出していれば、勤務年数や転職回数よりも、複数の業界や会社を知っていることがアドバンテージにもなりえます。

つまり地味だけどなくならない、そしてどこでも仕事口が探せそうな職種で継続的に仕事をして、その中でできることや自分の中での引き出しを増やしていけば、仕事からあぶれないディフェンス能力という点でも、立派な強みになるのです。

次ページまずは経験を積もう
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 晩婚さんいらっしゃい!
  • コロナショックの大波紋
  • コロナ戦争を読み解く
  • コロナショック、企業の針路
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
大手不動産がこぞって参戦<br>「シェアオフィス」ブームの内実

テレワークや働き方改革の浸透で存在感を高めているのが「シェアオフィス」です。大手から中小まで多数の参入が相次いでいますが、目的はさまざま。通常のオフィス賃貸と比べた収益性も事業者で濃淡があり、工夫が必要です。