子会社の新社長にヒラ社員、月給100万円!
「ワシは『やる気のある者には逆らわん主義』やから、若手ヒラ社員が新社長になっても、ち~っとも構わんぞ。だから、任せたんや」(山田氏、以下同)
岐阜県の電気・設備資材メーカー、未来工業の創業者である故・山田昭男氏はニンマリしながら、そう語ったことがある。
しかし、いくら自由な会社といえども、管理職研修さえ受けていない若手ヒラ社員が、いきなり子会社の新社長なんて、普通はありえない。
しかも抜擢ではない。子会社を設立するにあたり、新社長を社内公募したところ、応募してきたのは若手のヒラ社員ただひとりだけだったのだ。その結果、自ら給料を「月100万円」と決めて新社長に就任したという。
実は、山田氏は「人を育てる」にあたって、「教育しない・管理しない・強制しない」の「3ナイ主義」を提唱していた。このヒラ社員社長も、その「教育しない」主義から生まれたものだ。
今回は、未来工業式「人を育てる『3ナイ主義』の極意」を紹介したい。



















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