スズキ社長、「泣くのが仕事のような段階だ」 "俊宏"節は、実父の修会長とは一味違う
俊宏氏に関しては、独特の"修節"で、時に笑いを誘い、時に煙に巻いた修会長とは異なり、一つ一つの質問に丁寧に向き合い、手堅く答えていく姿勢が印象的だった。
ただ、時にはまじめな顔でにやりとさせるコメントもあった。
泣いてでも進めていく
会長からのアドバイスについて問われて、「会長からは、発言には気をつけるように、と最初に言われた」と内輪のやり取りを披露。
スズキ車・アルトのCMに出ていた女性タレント、ベッキーのスキャンダルについては「(この質問が)日経さんから出るとは思わなかったのでビックリした」と返した。
リーダーシップをどう取っていくかについて、「37年間もトップを務められてきた会長の後なので非常に難しいことは理解している。人生に例えても37歳ならベテラン中のベテラン。私自身は1歳にも満たない赤ん坊。泣くのが仕事のような段階。"チームスズキ”でやっていくぞ、と泣いてでも進めていく」などと、”修節”とはまた違う独特の表現も炸裂した。
ちなみにベッキーについては「アルトを発売して一通りキャンペーンが終わっている。今後の方針は様子を見ながら対応していく」ようだ。
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