スズキ社長、「泣くのが仕事のような段階だ」 "俊宏"節は、実父の修会長とは一味違う

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俊宏氏に関しては、独特の"修節"で、時に笑いを誘い、時に煙に巻いた修会長とは異なり、一つ一つの質問に丁寧に向き合い、手堅く答えていく姿勢が印象的だった。

ただ、時にはまじめな顔でにやりとさせるコメントもあった。

泣いてでも進めていく

記者の質問には丁寧に対応、時折、"俊宏節"が飛び出した(撮影:今井康一)

会長からのアドバイスについて問われて、「会長からは、発言には気をつけるように、と最初に言われた」と内輪のやり取りを披露。

スズキ車・アルトのCMに出ていた女性タレント、ベッキーのスキャンダルについては「(この質問が)日経さんから出るとは思わなかったのでビックリした」と返した。

リーダーシップをどう取っていくかについて、「37年間もトップを務められてきた会長の後なので非常に難しいことは理解している。人生に例えても37歳ならベテラン中のベテラン。私自身は1歳にも満たない赤ん坊。泣くのが仕事のような段階。"チームスズキ”でやっていくぞ、と泣いてでも進めていく」などと、”修節”とはまた違う独特の表現も炸裂した。

ちなみにベッキーについては「アルトを発売して一通りキャンペーンが終わっている。今後の方針は様子を見ながら対応していく」ようだ。

山田 雄大 東洋経済 コラムニスト

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やまだ たけひろ / Takehiro Yamada

1971年生まれ。1994年、上智大学経済学部卒、東洋経済新報社入社。『週刊東洋経済』編集部に在籍したこともあるが、記者生活の大半は業界担当の現場記者。情報通信やインターネット、電機、自動車、鉄鋼業界などを担当。日本証券アナリスト協会検定会員。2006年には同期の山田雄一郎記者との共著『トリックスター 「村上ファンド」4444億円の闇』(東洋経済新報社)を著す。社内に山田姓が多いため「たけひろ」ではなく「ゆうだい」と呼ばれる。

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