「横浜カジノ」セガサミー社長が覚悟する茨道 USJ復活した森岡氏を招へい、下馬評覆せるか
一番なめられていて、期待値も低かった
――1月に横浜で開催された「統合型リゾート産業展」におけるプレゼンテーションを拝見し、周到に準備をされてきたという印象を受けました。
プレゼンテーションを予定していたIR運営企業6社のうち、すでにほかの外資5社はすばらしい海外IRの運営実績があるため、どこが選ばれても同様のクオリティでIRを実現できる。対してうちは「セガサミーだけで本当にできるのかよ」と疑いの目を向けられ、陰口もたたかれていた。唯一の日本企業でもあり、一番なめられていて、期待値も低かったと思う。
外資5社はまず実績を挙げて、だから横浜でもよりよいIRを実現できるという論法を取った。だが、うちは自慢できる話が少ないので、冒頭に横浜の課題を挙げた。その解決にIRが貢献し、IRにセガサミーHDはどう寄与できるのかという論法で攻めた。IR施設の完成予想パースを示し、具体的な提携内容まで発表できたのはセガサミーHDだけで「こういうことをやれる会社なんだ」と周囲の見方はかなり変わったと思う。


















無料会員登録はこちら
ログインはこちら