三菱自のPHVと新安全技術の実力 トヨタ、スバルを追走
電波レーダーは歩行者や2輪車を認識する点においてカメラを使用する「アイ・サイト」に劣るが、逆光や霧、夜間などさまざまな状況に対応することが可能というメリットがある。一方、カメラは天候などの変化に弱い。スバルとの大きな差別化を実現できたのがこの点なのだ。手始めに来月発表される新型「アウトランダー」に搭載し、順次、ほかの車種への搭載を検討していく。価格についてはスバル「アイ・サイト」の10万円を下回る見込み。
PHVや新安全技術で先行するトヨタやスバル。両社を追走する三菱自動車だが、小型車の占める割合が高い日本国内においてSUV版のPHVがどこまで販売台数を上積むことができるかは未知数だ。また、安全システムにおいてもスバルとの比較をどのようにアピールしていくかなどマーケティング戦略がキモになる。
新型コンパクトカー「ミラージュ」の国内販売開始により攻勢に転じた三菱自動車。成熟市場の日本でどのようにパイを拡大していくことができるか、他社との差別化戦略が問われている。
(又吉 龍吾 =東洋経済オンライン)
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