韓国でスマホ紛失が年28万件

悲鳴上げる保険業界

 


昨年5月、世界的なセキュリティ会社であるシマンテックが、興味深く、同時に衝撃的な実験結果を発表した。スマートフォン(スマホ)を拾った人がどのような行動を取るかを調べた実験だ。米国のニューヨークやワシントンDC、サンフランシスコの町中にスマホ50個を置いておき、拾った人がどうするかを調べた。

 

50人のうち44人は、個人情報と関連するアプリケーションを開き、35人は個人情報を閲覧した。

30人は、はソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)や電子メールを調べ、23人はオンラインバンキングのアプリケーションを実行しようとした。また、35人は個人写真のアルバムを見た。実験に使われたスマホ50個のうち半分以上が戻ってこなかった。

今年6月、韓国の江原道春川警察署は「携帯電話の紛失申告が1日平均25~30件だった一方、拾得申告は1日1、2件程度」と発表した。拾ったスマホを届ける人は5%にもならないということだ。

昨年末に警察庁が受け付けた携帯電話の紛失届は、28万件余りに達する。拾得物の届け出が5%程度ならば、26万~27万個はどこかに売られたか捨てられたかということになる。スマホの不法取引が日常茶飯事になっているようだ。

スマホ利用者が増え、紛失や盗難事故が急増している。2009年に約80万人だったスマホ加入者は、最近には3000万人を突破した。警察関係者は、「新型、高価格なスマホが出て、紛失や盗難事故が増えている」と言う。

 

マーケットの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • コロナショック、企業の針路
  • コロナ後を生き抜く
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • 西村直人の乗り物見聞録
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
なぜ取締役会に出席しない?<br>会社側の苦しい「言い訳」

役員会に出席せず改善の兆しがない取締役は、機関投資家や議決権行使助言会社から厳しい目を向けられています。株主総会招集通知から、取締役・社外監査役の取締役会出席率を独自集計し、欠席の多い人のランキングを作成しました。安易な選任の実態は?