なぜ、精密装置に人の手によるはんだ付けが必要なのか。そして、大会の競技を「簡単だった」と振り返る佐々木さんは、一体どんな業務を担当しているのだろうか。
アドバンテストが手掛けるのは、半導体製造装置の中でも、半導体が正確に動作するかを判定する「テスター」と呼ばれる装置だ。半導体は最先端のもので、ナノメートル(1ナノメートルは10億分の1メートル)レベルの細さの線で回路を形成する。
従って、精密な半導体を検査するためのテスターにも高い精度が求められる。そのテスターの性能を左右するプリント基板も、基本的には機械ではんだ付けがなされている。手順は次のようなものだ。
佐々木さんは「外観検査」を担当
生産ラインを流れるプリント基板は、あらかじめ部品を置く位置が決められており、自動ではんだを塗る機械の「クリームはんだ印刷機」が、特殊なはんだをその部分に塗布する。
その後、「チップマウンタ」が必要な位置に自動で部品を置く。最後に、基板全体を高温で熱するオーブンのような役割を果たす「リフロー炉」で、200度以上の高温で熱し、部品を基板に接着するのだ。
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