スター・ウォーズ好きが「海老名」に行くワケ ルーカスお墨付き「THXサウンド」の威力
全米では早くも歴代オープニング週末成績を破る新記録を打ち出し、日本でも週末3日間で動員104万4330人、興行収入16億1934万円を記録するなど、驚異的な成績を記録している。
そんな中、ファンの間では、このスター・ウォーズ作品を「どの劇場で見るか」に話題が集まっている。近年、3D上映はもとより、IMAX、4DX、ドルビーアトモスなど、それぞれの劇場ごとに個性豊かな最新設備が導入されている。単に作品を鑑賞するだけでなく、最高の設備で観たいと望むファンが増えており、同じ作品を違う劇場のフォーマットで見比べてみるリピーターも多数いるという。今年、興行収入90億円超えを達成した『ジュラシック・ワールド』も、IMAX、4DXの好調さがヒットを後押ししたとも言われている。
「遠征をしてでも観たい」プレミアムシアター
当然、スター・ウォーズもさまざまなフォーマットで見比べてみたいという声が上がっている。IMAXのために別棟に建てられた日本で唯一の劇場「成田HUMAXシネマズ 成田IMAXデジタルシアター」、日本初の4Kツインレーザーが導入された「109シネマズ大阪エキスポシティ IMAXシアター」など、スター・ウォーズファンが「遠征をしてでも観たい」と語るプレミアムシアターは日本にもいくつかある。中でも、神奈川県の「イオンシネマ海老名スクリーン7」は、「ルーカスフィルムのお墨付き劇場」ということから、ファンの支持を多く集めている劇場のひとつだ。
日本初のシネコンである「ワーナー・マイカル・シネマズ海老名」を前身とする「イオンシネマ海老名」スクリーン7が導入するのはTHXというシステム。もともと、ルーカスフィルムの1部門としてスタートしたTHX社は、音響のみならず、映写や外部からの雑音等に対しても厳しいチェックを行うことでも知られている。
すべての項目をクリアした劇場のみにTHXが認定されるが認定後も年に1回のチェックが行われ、基準が守られない場合は、認定は取り消される。「ワーナー・マイカル・シネマズ海老名(現・イオンシネマ海老名)」スクリーン7は日本で初めてTHX認定を受けたシネコンとなり、こちらを“スター・ウォーズの聖地”と呼ぶ人も多い。
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