東洋経済CSRデータの詳細分析で判明!「女性が活躍する企業」はここが違う《第1回》 ほとんど進んでいない女性従業員の役職登用

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図表2は、6つの指標をヒストグラムに示したものである。グラフの横軸は各指標のデータ区間を示しており、グラフの縦軸は各区間に該当する企業数を表している。

たとえば、女性採用者比率について見ると、0%の区間と、10%の区間(5%より高く10%以下)から50%の区間(45%より高く50%以下)に多くの企業が分布する様子が見て取れる。すなわち、多くの企業の女性採用者比率は50%未満であり、女性の採用実績がない企業も相当数存在することがわかる。

 次に女性従業員比率について見ると、15%の区間(10%より高く15%以下)に当てはまる企業が最も多く、184社にのぼる。管理職への登用状況を見ると、女性管理職比率では5%の区間(0%より高く5%以下)に最も多く分布しているが、部長職、執行役員、役員といった上級職では、女性が存在しない企業が大多数である。

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