【キーマンズ・インタビュー】女性採用比率5割、外国人採用3割というダイバーシティ人材戦略--村山啓・ローソン執行役員CHOに聞く
もう一つの理由は、2002年に新浪剛史が社長に就任し、発想の多様化を求めたことだろう。ローソンという会社は、男ばかりのモノカルチャーの会社だった。多様化するためには女性の新しい視点が必要だった。
--女性を増やしたことのプラスとマイナスを教えてください。
女性は積極的であり、真面目なことがプラスだ。男性は、研修でも斜に構えて言うことを聞かない者もいる。女性にはそういうひねくれた者はいない。
マイナスは女性の退職率が高いことだ。スーパーバイザーという業務は不規則であり、結婚、出産、育児というプライベートな負荷と両立しにくい。これは今後の大きな人事課題と認識している。
--早期から外国人を採用してきたとうかがいました。
外国人留学生の採用に2007年から取り組み、2008年春から採用している。目標は採用数の3割だ。
外国人留学生を採用する目的は、語学力への期待やグローバル市場への対応ではなく、女性採用と同じだ。発想を多様化し、われわれローソン社員の内なる国際化を推進するためだ。そのために3割を目標にした。
初年度の2008年の採用は10名だったが、2009年には122名の新卒採用のうち39名が外国人留学生だ。研修がどのようになるのか心配だったが、杞憂だった。外国人留学生は積極的でリーダーシップがあり、日本人はかなり強い刺激を受けた。研修での受け入れ先も最初は敬遠しがちだったが、配属してみると非常に評判がよかった。