団地の怪「ベランダに焼きそばが!」空から食べ物が降ってくる珍事件! 犯人捜しより有効だった"管理組合の解決法"
ピンポーン♪
あいにくB君の上階は不在の様子。撮影した黄桃の写真をB君に送り、その晩、1階のお宅と仕事から帰ったB君と理事長の私の4名で今後の対策を協議することにしました。
私「上階に行ったけど、お留守やったわ」
B君「え! ? 現場を押さえたわけでもないのに、そんなことしちゃダメですよ」
私「だって他に犯人は考えられへんのやろ? それに理由もちゃんと知りたかってんもん……(ムキになる私)」
B君「憶測で動くのは危険です。まずは証拠となる写真を添えて、掲示板に注意文を張り出しましょう」
B君に任せるとハードボイルドな警告文になりそうだったので、急ぎ午前中に撮影した写真を使ってマイルドな注意文を作成しました。
【事件3】掲示板の効果は一時的なものだった……
私「あの張り紙、上の階の人(食べ物を落としていたと思われる居室の住人)は気付いてくれたやろうか?」
B君「年末年始は何も落ちてこなかったようですから、気付いたんじゃないでしょうか? 気付いたら気付いたで、迷惑をかけたお宅に謝罪するべきなのに(怒)」
そんなB君をあざ笑うかのように、今度は2階の住人から「ご飯が1階と2階のベランダを隔てる金網上に落ちている」と連絡が入りました。
A君「わざとやな。またやるで」
「子どものやったこと」と、と寛容さを見せていたA君はどこへ行ってしまったのでしょう。その予言(?)通り、翌々週にはレトルトのパスタが地面に落下……。
こうして12月に見送った「議事録への掲載」を2月度議事録で実行し、注意を喚起することになりました。「階段下の掲示板への張り紙」だと、その階段を利用する10世帯しか見ませんが、「議事録への掲載」となると団地の全120戸に回覧されます。その効果はテキメンで、掲載以降、私の任期中に食べ物が落下することはありませんでした。




















