団地の怪「ベランダに焼きそばが!」空から食べ物が降ってくる珍事件! 犯人捜しより有効だった"管理組合の解決法"
私「外部オーナーから転入やリフォームの届け出はあった?」
管理会社フロントマンS君「それが……外部オーナー様から申請がない状態です。引越しの件も、水野さんからの電話で初めて知りました。しばらく様子を見て、何も届け出がないようなら、こちらから連絡してみます」
管理会社への委託が始まって7年。いまだ入退去やリフォーム申請の窓口が一本化されておらず、管理会社からの連絡も後手に回りがちなのが残念なところ。しかし、そのことを嘆いてばかりもいられませんでした。
【事件1】落下物を発見した1階の住人が階段理事に電話
謎の入居者の引越しから3カ月が経ちました。団地の集会所で、階段理事12名+管理会社のフロントマンS君の合計13名で12月度の理事会が開かれています。
私「それでは先月、階段で(階段を共用する世帯で)何かあった人は発言してください」
B君「空から調理済のインスタント焼きそばが容器ごと降ってきました」
全員「はぁ!?(笑)」
B君「1階のベランダを直撃したため、住人夫婦はカンカンで、議事録に載せてほしい、と(悩)」
私「理事会は共用部分や団地のみんなのためになることを話し合う場やのに、個別の苦情を議事録に載せるのはどうかなぁ……他の団地ではどうしてる?」
S君「議事録が苦情でいっぱいになってしまうことは他の物件でもよくありますね……」
ここへ来て、大工のA君が流れを変えました。
A君「(1階のお宅は)訳の分からんいちゃもん付ける人とちゃう。それに子どもがうっかりやったことで、親は気づいてないかもしれへん。あんまり騒がんほうがええ」
お母さん理事のLさん「まぁ! なかなか良いこと言うじゃない♡」
多数決の結果、お母さん理事のハートをつかんだA君の意見が通り、1度はスルーすることに。
B君「ただ、1階のお宅が収まらないでしょうから、理事長から言ってもらえませんか?」
私「(単身世帯だから、ご家族がコミュニケーションをとれる機会があるわけでもないからな……)分かった。私から連絡して、説明するわ」
翌日、1階のお宅に電話した筆者。電話口のお母さんから、「(焼きそばを落とした)犯人はB君の子どもじゃないか?」と言われて驚きました。1階のお宅の認識では、B君が妻子と住んでいることになっているよう。コミュニケーション不足が生んだ大きな誤解でした。
誤解を解いた後も驚きのニュースが。私に電話をしてくるほどB君を悩ませた引越しのことも、1階のお宅の認識では「初耳」とのこと。B君の上階が空き部屋だと思っていたから、その下の階のB君が疑われてしまった……やはりこの階段のコミュニケーション不足が窺われます。




















