「やる気ないなら帰れ」と思った過去…年を重ねて変わった他人の見方。織田裕二×亀梨和也が赤裸々に後悔と不安を語る"40代の生き方談義"
亀梨:僕が強く感じたのは、「どんな時代にも変わらないテーマがある」ということですね。 人の強さや弱さって、立場や環境、角度によってまったく違って見える。だから、簡単に正解は出せないし、それこそがこの作品の魅力だと思います。 アウトローのように見える人たちも、実は誰かを想って行動していたりする。 観る人の受け取り方次第で、いろんな感情が生まれる作品だと思いますし、僕自身も演じながら、何度も考えさせられました。
──立場や環境が変わることで、人の行動や見え方も変わってくる。そうした“人間の背景”については、どう感じていますか?
亀梨:若い頃は、グループの中でずっとゲームをしている人がいると、「なんで真剣にやらないんだよ」って思っていました(笑)。でも大人になると、人にはそれぞれ緊張のほぐし方や集中の仕方があるんだって、少しずつわかってくる。 一見すると理解できない行動でも、その裏には理由があるかもしれない。そう考えられるようになったのは、自分自身が少し大人になれたからかなと思います。
織田:わかるなあ。俺も若い頃は、「やる気ないなら帰れよ」ってイライラしてた。でも、あるときから「結果を出せばいいのかもしれない」って思えるようになったんです。 プロなんだから、やり方は人それぞれでいい。そこを認められるようになったのは、大きかったですね。
亀梨:自分の未熟さを知ることで、他人にも少し優しくなれる。年齢を重ねるごとに、そういう感覚は確実に強くなっている気がします。
織田:だいぶ大人になったね(笑)。
“決起集会はいらなかった”─現場そのものが梁山泊だった
──『北方謙三 水滸伝』の撮影は非常に過酷だったと伺いましたが、梁山泊のように(志を同じくする者たちが集い、支え合う拠点として)現場が一つになるきっかけはありましたか?
亀梨:まず「水滸伝」という大きな柱があって、織田さんをはじめ、現場に立つ皆さんの存在そのものがモチベーションでした。特別な決起集会があったわけではないけれど、キャスト一人ひとりが「自分のシーンでは主人公」という意識で臨んでいて、自然とまとまっていく空気がありましたね。



















無料会員登録はこちら
ログインはこちら