「やる気ないなら帰れ」と思った過去…年を重ねて変わった他人の見方。織田裕二×亀梨和也が赤裸々に後悔と不安を語る"40代の生き方談義"

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──実際に共演してみて、印象が変わった部分はありましたか?

織田裕二×亀梨和也
(撮影:長田慶)

亀梨:印象が覆った、というよりは、すごくフラットで、現場全体を和ませてくれる方だなと感じました。芝居についても自然に意見交換ができますし、オン・オフ関係なく、みんなで気軽に話せる空気を作ってくださる。憧れの方とご一緒できたうえに、人にも環境にも恵まれた現場だったなと思います。

織田:雪山のシーンでガッとつかむ場面があったんだけど、「もっと華奢な感じかな」と思ってたら、「うわ、筋肉すごっ!」って(笑)。「鍛えてるの?」って聞いたら、「今回のために少しパンプアップしました」って言っててね。あの体の強さは想像以上だった。「これはちゃんと向き合って戦わなきゃいけないな」って思いました。

亀梨:アクションシーンは、かなりやりましたね。着替えて、脱いで、バチバチにやって……ほぼ一日中、動いてました。

“普通の人”が立ち上がるとき──宋江と林冲が結んだ信頼

──『北方謙三 水滸伝』は壮大な物語ですが、織田さんが演じる宋江は、巨大な権力の中で「それはおかしい」と声を上げる側に立つ人物です。リリースでは「あえて普通の人として描きたい」とありましたが、そこにはどんな狙いがあったのでしょうか?

北方謙三
(画像:(C)北方謙三/集英社 (C)2026 WOWOW/NTTドコモ)

織田:台本を読んだときに、「宋江って、実は特別なヒーローじゃないな」と感じたんです。

大作だからといって力むよりも、「それはおかしいよね」と違和感を覚える、ごく普通の人が、怒りや悲しみをきっかけに立ち上がっていく。そのほうが、観ている人にとって身近に感じられると思いました。

宋江は前に出て引っ張るタイプではなく、周囲を思い、陰で支える存在。“待つ強さ”や“見守る覚悟”が、この物語の芯になっている気がしています。

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