「仕事も家庭も大切に」仲間由紀恵が語る生き方 「トリック」堤幸彦監督と10年ぶりのタッグ

20代から第一線で活躍し続けてきた仲間由紀恵。母となり、40代を迎えた今も、彼女の挑戦は止まらない。
俳優として、一人の女性として、そして母として——それぞれの顔を持つ彼女が模索してきた「自分らしい生き方」とは?
「母親だからといって、自分の人生を諦める必要はない」
家庭と仕事、どちらも大切にしたいという思いを胸に、彼女がたどり着いた答えに迫る。
「どちらかを選ぶ時代じゃない」——変わりゆく価値観
「かつては『仕事か家庭か』という選択肢しかない時代がありましたよね。でも、今は違うんです」
仲間さんが語るのは、女性を取り巻く環境の変化だ。
「昔は育児をしながら仕事を続けるという選択肢さえ難しかった。でも今は、スケジュールを調整しながら両立ができる環境が整いつつあります。本当にありがたいことだと思っています」
がむしゃらに駆け抜けてきた20代から、人生のステージは変わった。それでも、「仕事への情熱」を捨てるつもりはない。
「40代になったことで、視野が広がったんです」
これまで教師や医師、警察官など、さまざまな役を演じてきた仲間さん。しかし、年齢を重ねた今、同じ役でもアプローチが変わってきたという。
「若い頃はとにかく一生懸命でした。でも、今は役を深く理解し、物語全体を俯瞰的に捉えるようになった気がします。もっと広い視点で、よりリアルに役を生きたいと思うんです」
演じるだけではなく、これからは「次世代へのバトン」にも意識を向けていきたい、と彼女は語る。
「俳優としてだけでなく、一人の先輩として、どんな形で次の世代に自分の経験をつなげていけるのか。それも今後のテーマの一つですね」
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