【販売台数を追いかけない美学】ピュアという意味を車名に冠するマセラティの新型スポーツカー「MCプーラ」の物語と官能的な質感

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マセラティは、SUVの「グレカーレ」を発表した2020年頃、(グローバルで)7万5000台の販売計画を策定して時代もあったそうだ。

それに対して、マセラティというブランド価値を維持するには、2万5000台ぐらいを目標に据えるのが適当ではないか、と木村社長。

マセラティ ジャパンによると、日本市場では、25年の販売実績が750台で、26年は800台を目指すとする。

グレカーレが中心だが、MCプーラをはじめ「グランツーリスモ」と「グランカブリオ」という飛び抜けたスポーツモデルの台数も増やせるはず、とは木村社長の言だ。

MCプーラとともに用意された「GT2ストラダーレ」。GT2ストラダーレに試乗記は、また別記事にて紹介
MCプーラとともに用意された「GT2ストラダーレ」。GT2ストラダーレ試乗記は、また別記事にて紹介(写真:三木 宏章)

イタリアのスーパースポーツカーメーカーの、25年の販売台数をみると、ランボルギーニが1万747台、フェラーリが1万3640台と発表されている。

マセラティの場合、1000万円を切る買いやすいモデルもあって、より伸びしろが期待できそうだ。

同時に、見ても乗っても、高い官能性を感じるMCプーラや、24年末に日本でお披露目された強力なサーキット志向のモデル「GT2ストラダーレ」で、競合と真正面から戦うこともできる。

エンジンであるがゆえの官能的な走り

サーキットを走るMCプーラ
サーキットを走るMCプーラ(写真:三木 宏章)

「MCプーラ」のスターティングプライスは3135万円(チェロは3545万円)。それに対してマセラティ ジャパンが競合とみなす「296GTS」は4150万円、「750Sスパイダー」は4300万円。

MCプーラのみ(あえて)プラグインハイブリッド化せず、発進から高速へと加速していくときの、内燃機関ならでは爆発感が大きなセリングポイントになっていると感じさせる。

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なぜなら、ドライバーは極度の幸福感に浸れるからだ。「フォルゴレ」と名付けたEVモデルも開発中、いつかはラインナップが電動化するだろうが、エンジン好きにはマセラティの魅力はとてつもなく大きい。

 

Maserati MC Pura Cielo
全長×全幅×全高:4667mm×1965mm×1214mm
ホイールベース:2700mm
パワートレイン:3000cc V型6気筒 ミドシップ/後輪駆動
最高出力:463kW/7500rpm
最大トルク:730Nm/3000〜5500rpm
車重:1560kg
0-100kph加速:2.9秒以下
価格:3545万円
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小川 フミオ モータージャーナリスト

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おがわ ふみお / Fumio Ogawa

慶應義塾大学文学部卒。複数の自動車誌やグルメ誌の編集長を歴任。そのあとフリーランスとして、クルマ、グルメ、デザイン、ホテルなどライフスタイル全般を手がける。寄稿媒体は週刊誌や月刊誌などの雑誌と新聞社やライフスタイル誌のウェブサイト中心。

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