「売っているから大丈夫」ではない?—子ども服の「かわいい」「安い」に潜む事故のリスク。首が絞まる、転ぶ…子ども服選びに「安全」の視点を
だがその後も危険なメッシュインナーは使われ続け、同様の事故が発生している。政府や国民生活センターなどが再三注意をしているが、今もメッシュインナー付きの水着はショッピングサイト等で販売されていることがあるので、購入する場合は注意が必要である。
最近では2025年2月、長野県信濃町のスキー場で男児(10)が動く歩道の出口付近で転倒し、動く歩道(ベルトコンベヤー状のエスカレーター)のすき間に上着のフードが巻き込まれ、首を絞められる事故が発生している。当時、スキー場スタッフが即座に心肺蘇生を実施したため、男児は意識を取り戻した。
また同年12月には北海道小樽市のスキー場で、男児(5)が屋外エスカレーターの出口付近で転倒した際、右腕と衣服が機構に巻き込まれ、首まわりが圧迫され亡くなった。
この事故の場合は現場付近に監視者を常駐させていなかったなど、安全管理体制が問題視されているが、これらの事故を受け、ニッキーでは、自社の子ども用スキーウェアにもより厳しい基準が必要だと考えている、とのこと。
子どもの事故を防ぐためにも正しい選択を
衣食住と言われるように、「衣」は生活の基本である。事故を受け自社製品をさらに安全にしようと取り組む企業がある一方で、「JISって何ですか? かわいくて安いからいいでしょう?」と堂々と危険な子ども服が売られている現状は大変危うい。
真面目にものづくりをする企業ほど損をすることになれば、最悪の場合廃業に追い込まれ、市場には安全を軽視した粗悪品がはびこることになる。ひいては子どもの命に関わる。
私たちは今の子どものためにも、未来の子どものためにも「安い」「かわいい」に飛びつく前に立ち止まり、「安全」も購入基準の1つとしなければならない。
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