中高年の独身男性が年下女性にアプローチ…「おぢアタック」は本当に罪深いのか検証した結果

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人口動態調査から長期的に統計を見ると、全婚姻と初婚別に男女の平均婚姻年齢の差分から「平均年の差」の推移が公開されています。

それによると、1908年以降でもっとも年の差が大きかった(夫が年上)のは戦前の1942年で、全婚姻で5.2歳差、初婚で4.5歳差となっており、直近の2024年では、全婚姻で1.9歳、初婚で1.4歳ですから、随分と年の差はなくなってきていることがわかります。

これだけ見れば「8歳差なんて戦前でもなかった年の差なんだからおこがましい」と言いたくなるかもしれません。中には、これをもって、「年の差婚は減っている」と断じる有識者がいるのですが、それはあまりに統計の読み方を知らなすぎるといわざるを得ないでしょう。

確かに男女の平均婚姻年齢を引き算すれば、平均の年の差は計算上算出できますが、その平均は実態を示してはいません。なぜならば、この中には、年の差がゼロの同い年婚と妻の方が年上である場合も合算されているからです。夫年上分と妻年上分とを合算して平均値を出してしまうと、それは互いに相殺されて実態ではない「ただの計算上の平均値」が出てくるだけです。これを「平均値の罠」と言います。

夫が年上の場合だけを抽出して年齢差を算出

わかりやすく極端な例え話で説明します。

婚姻が全部で100組あったとします。うち50組は夫が10歳年上の婚姻で、残りの50組は反対に妻が10歳年上の婚姻だったとします。つまり、この場合、夫年上も10歳差、妻年上も10歳差、全員10歳差婚しかいないわけですが、これを平均してしまうと、年の差ゼロ歳ということになってしまいます。つまり、平均値上は全員同い年婚ということになるのですが、

そんな人は実際存在しません。

実態に即して年の差を出すには、夫が年上の場合だけを抽出してその年齢差を算出するのが妥当です。

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