そこで1月31日に「公明重点区」リストが作成され、108の小選挙区に創価学会票を重点的に投入することになった。ただし、選挙区によってその支援に濃淡は出てくる。
例えば、平沢勝栄氏の東京17区や萩生田光一氏の東京24区は、公明系にとって絶対に譲れない選挙区で、並々ならぬ力が入っている。
平沢氏は1996年と2000年の衆院選で公明党の山口那津男元代表を打ち負かし、山口氏は参議院に転じざるをえなかった。平沢氏はそれ以来、公明系から「仏敵」と見なされてきた。
また、創価大学などの施設を抱え、創価学会の牙城と言える東京24区で過去7回当選してきた萩生田氏は、22年に週刊誌によって統一教会との関係が暴露されたうえ、派閥の裏金問題で18年から22年まで2728万円が政治資金収支報告書に記載されていなかったことが発覚。これが、それまで萩生田氏を支持してきた創価学会の逆鱗に触れてしまった。
「なんとしても勝たなくてはいけないのはこの2つの選挙区で、相手はまさにわれわれの“敵”だ。これに、前回の衆院選で岡本三成共同政調会長が議席を獲得した東京29区、創価学会本部や公明党本部がある東京1区を加えた4つの選挙区にとくに力を入れている」と、ある創価学会関係者は打ち明ける。
実際、山口氏は2月2日と6日の2度にわたって東京24区に入り、中道改革連合の細貝悠氏を応援。片や萩生田氏は、6日の演説会に東京都の小池百合子知事を招くなど、まるで「世紀の戦い」といった様相だ。
代表が「8億円借金」でも勢いに欠ける国民民主党
このように自民党と中道改革連合が明暗を分けた戦いを繰り広げる一方で、昨年の参院選で大躍進した国民民主党や参政党はどうなのか。
2月4日午後2時半、新宿駅西口のヨドバシカメラ前に停めた街宣車の上にいたのは、昨年の参院選で初当選した国民民主党の奥村祥大氏と新宿区議の金久保奈々子氏。しかし平日の昼間のせいか、足を止める人は多くなかった。


















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