自由であることとは
みんながあなたに普通の道を選ばせないような言葉で挑発するのは、それこそ『イージー・ライダー』ですよ。自由に生きている人を目の当たりにすると怖さを感じるから、それをつぶそうとする。日本は調和重視の社会なので、なおさらその傾向が強い。
ポルポト政権のカンボジアも、中国の文化大革命の知識人弾圧も、結局、全体主義的な方針を揺るがす自由因子の撲滅行為ですが、今でもそれはどことは限らず、強く根づいていますね。従順なヒツジだけの群れをつくるのに、群れの外へ出てしまうヒツジは真っ先に屠殺されてしまうわけです。
私が移り住んだ欧州は、そういう意味では普通と同じくらい自由人も社会に認知されているというのはあります。ヒーローを崇める宗教による個人主義が根づいているからでしょう。
私は14歳で1人ヨーロッパを旅したときに出会ったマルコじいさんに「やはり絵描きはやめて通訳にでもなります」と伝えたところ、「絵はどうした、なんでそんな無難な道を選ぶ!?」と言われたわけです。マルコじいさんは私の母に手紙で「若いときにしか苦悩や屈辱と向き合えないのだから、早いところヨーロッパによこしなさい」と伝えました。


















無料会員登録はこちら
ログインはこちら