盛り上がる《名作のリバイバル上映》が、映画界にとって「両刃の剣」なワケ "三方よしコンテンツ"だが、負の側面もある
映画の“当たり年”だった2025年に引き続き、今年も盛況を呈している映画興行だが、ここ最近は「リバイバル上映」が盛り上がっている。
昨秋には、宮﨑駿監督のスタジオジブリ作品『もののけ姫』(1997年)の4Kデジタルリマスター版リバイバル上映が、新作がならぶ週末映画ランキング(興行通信社)の4位にランクインし、ネットニュースなどで話題になった。
ほかにも、伝説的アニメ『エヴァンゲリオン』のシリーズ30周年を記念した25年10月〜26年2月の劇場版6作品リバイバル上映企画や、テレビアニメ放送20周年を記念した劇場版『涼宮ハルヒの消失』の2週間限定リバイバル上映(2月6日から)はコアファンの熱い期待を集め、ファミリー向け映画でも『それいけ!アンパンマン』の過去2作が1〜2月に期間限定リバイバル上映される。
また、人気タイトルのリメイク作品も続く。アニメ『銀魂』の「吉原炎上篇」の完全新作を謳う劇場アニメ版『新劇場版 銀魂 -吉原大炎上-』が2月13日より公開され、ドラえもんシリーズの名作『ドラえもん のび太の海底鬼岩城』(1983年)は『映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城』として再映画化され、2月27日に公開される。
こうしたリバイバル上映やリメイクが増える背景には、3つの理由がある。
映画ランキングで上位に食い込む作品も
リバイバル上映とは、基本的に過去の作品を再上映すること。フィルムの場合は、現在の映画館の上映システムにあわせてDCP(デジタル・シネマ・パッケージ)化されることが多く、4Kなどにアップコンバートされるデジタルリマスター版の上映になることもある。
一方、リメイクは過去の作品をベースに新たに作り直す。ストーリーがアレンジされたり、新たなキャラクターが登場するなど、新作の位置づけの再映画化になることもある。


















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