JR西日本の自動運転バス「2歩前進」どんな内容? 東広島で実験、営業運転見据え27年度認可目指す

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バスに乗り込むと運転席の後ろにモニター類が設置されていた。ここにLiDARやカメラが検知した映像や情報が映し出される。また、GNSSによって数cmレベルの誤差で自己位置を推定し、3次元地図の上に映し出される。

自動運転バス LiDAR カメラ
バス車体に搭載されたLiDARとカメラ(記者撮影)

バスは13時37分に出発し、まず西条駅に向かい、駅前のロータリーを旋回した。これまでの実証実験では手動運転だったが、今回は自動運転。多数の人や車が行き交う中、時速8km程度でゆっくりと走行する。ドライバーが手を触れていないのにハンドルがするすると回る。前方に歩行者がやってくるとバスは自動で停車、歩行者が横断したのを確認した後に動き出した。

自動運転バス車内モニター LiDAR情報 カメラ画像
バス車内のモニターに映し出された映像や情報(記者撮影)

赤信号はカメラで検知

ロータリーを離れると、中央分離帯がある4車線の広い道路を走る。時速35km。モニターには目標速度も表示されており、想定どおりに走行していることがわかる。モニターのカメラ画像には前方の車や歩道を歩く歩行者などが映し出され、AIによる解析で、それが障害となるかどうかが判定される。たとえば歩道の植え込みも車道側にはみ出しすぎると障害物と認識されてしまうため、事前にしっかりと刈り込んだという。

交差点の赤信号でバスは停車した。自動運転バスには信号機と連携して、信号の情報をシステムに取り込んで運転する機能もあるが、「この技術はすでに確立したことが確認できたので、今回は採用せず、カメラが信号機の色を検知して制御している」という。

一部の信号では運転手が手動でブレーキをかけた。直前で赤信号になったためだという。ちょっと急ブレーキ気味に感じた。信号連携を行えばこうした問題は起きないが、画像認識でどのように対応できるか、これからデータを蓄積して解決していくのだろう。

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