JR西日本の自動運転バス「2歩前進」どんな内容? 東広島で実験、営業運転見据え27年度認可目指す

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実現への本気度は野洲市(滋賀県)に総延長1.1kmのテストコースを建設したことからもうかがえる。中古車両を改造して2021年10月に実証実験を開始した。翌年10月には、テストコース内を連節バス、大型バス、小型バスの3台が連なって走行する様子は報道公開された。それは新時代の交通システムを予感させるものだった。

このとき、「2023年度中に技術を確立し、2020年代半ばの社会実装を目指す」と担当者が話していた。無人のテストコースと実際の道路では走行条件がまるで違う。安全を最優先とした取り組みだけに無数の課題を1つずつクリアしながら慎重に次のステップに進む。

JR西日本 隊列走行自動運転
3台のバスが連なって走る自動運転・隊列走行バスの実証実験の様子=2022年(記者撮影)

公道での走行実験は東広島市で

公道での走行実験場所として東広島市(広島県)が手を挙げた。市はJR西条駅と広島大学を結ぶ「ブールバール」と呼ばれる4車線の道路にバス専用レーンやPTPS(公共車両優先システム)を導入して自動運転・隊列走行BRTの事業化を目指す。市とJR西日本の思いが一致した。

東広島市 自動運転バスルート
東広島市での自動運転バス実証実験ルート(画像:東広島市)

実証実験は市の事業として行われ、市とJR西日本が全体管理と社会実装の検討、東大発のベンチャー企業である先進モビリティが自動運転システムを担当し、ソフトバンクがデータ分析を担い、JR西日本傘下のJRバス中国がテストドライバーを提供するほか、JR西日本とJR西日本コンサルタンツでプロジェクトマネジメントおよび技術開発、実装検討を行うという枠組みだ。西条駅と広島大学を結ぶバスルートでレベル2自動運転の実証実験が2023年11月から始まった。

そして、3年目を迎える2025年11月5日から新たな走行試験が始まった。

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