エニタイムともチョコザップとも違う「ホームセンター型」で急拡大した24時間ジムの正体→月額2980円の安さを実現した3つの理由

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店舗の平均面積は約260坪。業界最大手のエニタイムは約110坪のため、その2倍以上の面積だ。ロードサイドにある複合型商業施設に出店することが多く、駐車場にも余裕がある。買い物や仕事で車を使う地方のライフスタイルとマッチした店舗形態だ。

FIT365の顧客層はファミリー層で、その中にはフィットネスジムに通ったことがない初心者も含まれている。そのため、日中の時間帯には店舗を案内するスタッフが常駐している。ブランドマネージャーの大月慎吾さんはその経緯を説明する。

「当初は無人店舗を検討していました。入会の手続きを行う時にスマートフォンのアプリやキオスク端末を操作するのですが、その方法にとまどうお客様もいると考えました。また、店内の清掃も必要なんですよね。接客による顧客満足度向上も目標にしています」

また、スタッフが不在になる夜間のセキュリティ体制も構築している。店舗の入り口にセコムへ連絡できるボタンが置いてあり、会員はそれを自由に借りることができる。ボタンを押すとセコムが店舗に駆けつけるそうだ。

セキュリティボタン
セキュリティボタン(写真:筆者撮影)
ポータブルセキュリティ
ポータブルセキュリティもあり、夜間利用の際はこれを携帯する。スイッチを押せばそのままセコムにつながる(写真:筆者撮影)

しかし、夜間の時間帯には「通報はしないが、マナー違反をしている会員がいて不快」ということも起こりそうだ。このようなケースを防ぐために、監視カメラの録画を毎日確認するようにしているという。

「服を脱いでトレーニングをする方や間違ったマシンの使い方をするようなお客様には注意をさせていただいています。それでも改善しなかったら退会処分を下すこともあります」

ベンチマークはヨーロッパに展開する超巨大ジム

24時間ジムは専門店のようなビジネスモデルを採用していることが多い。例えば、チョコザップは運動が苦手な人に向けて店舗を作り、エニタイムは筋トレをしたいビジネスパーソンに向けて専門的なマシンのラインナップを増やしている。どのブランドも顧客の選択と集中を進めているのが特徴だ。

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